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御社にとって最適な適性検査とは?

  • 執筆者の写真: さくら総合研究所
    さくら総合研究所
  • 2月27日
  • 読了時間: 4分

更新日:3月7日

二人のビジネスマンが資料を見ながら話をしている様子



はじめに

企業の採用成功率を高めるには、適性検査が不可欠です。特に作業検査法と質問紙法を組み合わせたハイブリッド型の適性検査は、採用や人材育成において効果的な手法と言えます。本記事では、それぞれの検査法の特徴とメリット・デメリットを解説し、御社にとって最適な適性検査を見つけるヒントをご提供します。



(1)作業検査法と質問紙法の特徴


①作業検査法の特徴

作業検査法は、実際の業務を模倣した課題を通じて、業務遂行能力や集中力、ストレス耐性を測定します。

代表的な例:

  • 内田クレペリン検査: 長時間の数字足し算を通じて、作業ペースや精神的な負荷への反応を測定。


メリット

  • 実際の業務に近い環境下で適性を測定できる。

  • 集中力やストレス耐性といった動的な特性を可視化。

  • 導入が簡単で、WEB上で実施可能(エナジャイザーの場合、約35分で完了)。


②質問紙法の特徴

質問紙法は、受検者に対する一連の質問を通じて性格や価値観、考え方を測定します。

代表的な例:

  • Compass:行動予測や注意点、クローズアップなどの項目を含む質問紙法の適性検査。

  • CUBIC: 123問の多数の質問で多面的評価が可能。信頼係数で回答の信頼性を測定し、意欲・性格・価値観を詳細に診断。


メリット

  • 比較的短時間で実施可能。

  • コストが低く、幅広い属性を評価可能。

  • 性格や内面的な特性を理解するのに適している。



(2)質問紙法だけでは何が不足するのか?


質問紙法には、以下のような課題があります:

  • 現実との乖離: 理想的な回答を選ぶ傾向があり、実際の業務能力を反映しにくい。

  • 業務遂行能力の測定不可: 質問紙法では、反応速度やストレス耐性など動的な特性を把握することが難しい。


事例① 新入社員が質問紙法による適性検査で高評価を受け、即採用された。しかし、入社後に電話対応で内容を忘れてしまうなど、基本業務が遂行できないなどの問題が発生。結果的に早期退職に至り、会社も本人も時間的・経済的なダメージを負った。


事例② 大学時代に優れた成績を収めたバスケ部キャプテンが、質問紙法の結果も良好だったため採用されたが、日常業務をこなせず在庫整理担当に。履歴書や面接結果との大きなギャップが判明した。



(3)作業検査法だけでは何が不足するのか?


作業検査法にも以下の制約があります:

  • 性格や価値観の評価が困難: 内面的な要素を測定することができない。

  • 長期的適性の評価が不十分: 業務パフォーマンスに影響を与えるストレス耐性などは評価できても、企業文化やチーム適性の判断には不十分。


結果として:

  • 短期的なパフォーマンスは良好だが、チーム内での調和に問題。

  • マネジメント負担の増加。



(4)ハイブリッド型の適性検査が必要な理由


作業検査法と質問紙法を組み合わせることで、以下のメリットが得られます:

  1. 多面的な評価: 質問紙法で性格や価値観を把握し、作業検査法で業務遂行能力を測定。

  2. 採用ミスマッチの防止: 性格と業務適性を評価し、採用後のパフォーマンスを事前に予測。

  3. 育成と配置の最適化: 検査結果をもとに個別の育成計画を策定。



(5)実際の成果データと導入事例


食品加工業 A社様の声 "業務遂行能力を事前に把握できるため、期待と実力のギャップが生じにくく、成長に向けた適切なサポートが可能です。人事と配属現場の連携がスムーズになり、積極的な採用活動ができるようになりました。"

建築資材卸売業 Y社様の声 "年平均80~100名の積極採用を行っていますが、離職率は4~6%台に抑えられています。  エナジャイザーは必要不可欠なツールです。"




(6)導入とサポートについて


エナジャイザーの導入とサポートは以下のとおりです。

  1. WEB上で受診:応募者にURLと企業コード・パスワードを伝えるだけ。

       あとはサイトの指示通りに応募者が受診すれば完了。

  1. 速報版の結果:受診後60秒以内にお客様専用管理サイトで確認可能。

  2. 詳細版の結果:受診後3日(営業日)以内にお客様専用管理サイトで確認可能。

  3. 無料サポート:詳細版については結果の解説や採用相談を電話やメールで対応。


以上





【著者情報】

株式会社さくら総合研究所 シニアディレクター 菅野敏

資格:シニアコンサルタント ・キャリアコンサルタント


大手損害保険会社の営業職から中小企業へ転職。創業期のNO.2として組織創りに

取り組み、自社および他社の人財育成の支援を担当。その経験を活かし、人がポテンシャルを発揮しイキイキと働ける環境創りの支援を使命とするため現職へ。現在は、エナジャイザーのプロファイラーとして約12万人以上のデータを解析している。






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